
Koukyuu所属の宅地建物取引士が監修
港区・渋谷区・千代田区の高級物件取引に携わる国家資格保有者が、最新の不動産関連法・税制・市況データに照らして本記事を検証しています。宅地建物取引士は、日本国内のすべての不動産取引において法令上の重要事項説明を担う国家資格(合格率約15%)です。
港区元麻布1丁目に建つ元麻布ヒルズフォレストタワーは、2026年4月時点で8階・91.3㎡の物件が4億9,800万円、坪単価約590万円で売り出されている。森ビルが開発し竹中工務店が施工したSRC造29階建てのマンションとして、2002年6月のオープンから24年を経てなお、この価格水準を維持している。麻布十番駅から徒歩6分という立地と元麻布アドレスの希少性が、投資家・実需層の双方に継続的に評価されている。
基本スペックと物件概要
正式名称は元麻布ヒルズフォレストタワー、所在地は東京都港区元麻布1-3-1。2002年6月竣工のため、2026年4月時点で築24年となる。構造はSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)、地上29階・地下3階建て、総戸数222戸。間取りは1LDKから4SLDKまで揃い、専有面積は62.36㎡から259.67㎡の幅を持つ。施工会社は株式会社竹中工務店で、超高層マンションの施工実績において国内最高水準の一角を担う。
最寄り駅は都営大江戸線・東京メトロ南北線の麻布十番駅(徒歩6〜8分)。東京メトロ日比谷線の六本木駅も徒歩圏内で、複数路線による都心アクセスが確保されている。
2026年の売買価格と坪単価
2026年3月30日更新の掲載データによれば、8階・2LDK・91.3㎡の売り出し価格は4億9,800万円。坪単価は約590万円に達する。複数の不動産会社で同額が掲載されており、価格の整合性が確認できる。
管理費は月額54,600円、修繕積立金は月額37,400円。駐車場は月額55,000〜77,000円で空きがある。
最上階に近い高層階や大型住戸(25階・4LDK・259.67㎡、27階・4SLDK・250.54㎡)の価格は非公開で推移することが多く、個別交渉が前提となる。麻布ヒルズ最上階クラスの価格帯については、直近の成約情報を個別に取得する必要がある。参考として、同エリアのグランドヒルズ元麻布 3億7,800万円(1LDK)との比較が、元麻布アドレスにおける価格水準の把握に役立つ。
賃貸市場と成約事例
賃貸需要は売買と並行して旺盛に推移している。22階・3LDK・162.98㎡の住戸が2025年12月に定期借家契約3年間として成約済みとなっており、地下1階から27階まで70件超の成約履歴が記録されている。賃貸募集事例では月額140万円前後が確認されており、外資系幹部・外交官・医師といった層が主な借り手となっている。
マジェスタワー六本木 5億6,000万円(2LDK)との比較により、六本木エリアの同規模物件との価格差・賃料差を把握でき、元麻布アドレスの独自性がより鮮明になる。共用施設と管理体制
28階にスカイラウンジ、屋上にスカイデッキ、地下2階にワインセラーを設置する。元麻布ヒルズスパは20mの3レーン屋内温水プール、フィットネス施設、ゴルフレンジを含む会員制施設で、入会には資格審査がある。24時間有人管理と英語対応コンシェルジュの組み合わせは、外国籍居住者が多い周辺エリアの特性を反映した仕様だ。
周辺環境と元麻布アドレスの資産的意味
港区元麻布1丁目は、各国大使館・公邸が密集する外交地区に隣接する。有栖川宮記念公園が徒歩圏内にあり、都心でありながら緑の多い住環境が維持されている。第一種中高層住居専用地域という用途地域は、商業施設の無秩序な進出を制限する法的根拠となっており、現在の静謐な住環境を中長期にわたって保全する。相続税評価においても、路線価と実勢価格の乖離が大きいエリアとして知られており、資産保全の観点から継続的な注目を集めている。
広尾ガーデンヒルズ イーストヒルB棟 3億3,900万円(2LDK)との比較は、同じ港区南部の高級住宅地における価格帯と住環境の差異を検討する際の参照点となる。購入・売却を検討する際の論点
購入側の論点は三点ある。第一に、築24年のSRC造マンションとして大規模修繕の実施状況と次回予定の確認。第二に、管理費・修繕積立金の長期収支計画の透明性。第三に、定期借家・普通借家の混在状況が将来の売却時に与える影響の評価。これらは重要事項説明書と管理組合議事録の精読によって初めて正確に把握できる情報であり、内見前から専門家の関与が求められる。
Koukyuu は、元麻布・西麻布・南青山をはじめとする東京の格式ある住宅地を対象とした、取扱下限3億円のプライベート・バイヤーズエージェンシーです。初回相談から引渡しまで、有資格の宅建士本人が一貫して担当します。個別のご相談はこちら。
