
Koukyuu所属の宅地建物取引士が監修
港区・渋谷区・千代田区の高級物件取引に携わる国家資格保有者が、最新の不動産関連法・税制・市況データに照らして本記事を検証しています。宅地建物取引士は、日本国内のすべての不動産取引において法令上の重要事項説明を担う国家資格(合格率約15%)です。
広尾ガーデンフォレストの内観を構成する8棟の設計思想
広尾ガーデンフォレストは2008年11月竣工(一部棟は2009年3月)、総戸数474戸を擁する渋谷区広尾4丁目の大規模レジデンスである。A棟からH棟まで8棟で構成され、それぞれ地上6階から18階まで高さが異なる。内観の設計は三菱地所設計が監修し、各棟の向きと階高に応じて天井高、開口部の配置、床材の選定が細かく調整されている。2026年4月時点で築17年を経過したが、共用部の大規模修繕が2024年に完了し、専有部の内装状態は管理組合による定期点検で維持されている。
A棟は地上18階地下2階、D棟も同様の構成で最も高い。B棟は地上9階、C棟とF棟が地上11階、E棟が地上6階、G棟が地上11階、H棟が地上7階となる。各棟の内観は階数と方角によって採光と眺望が大きく変わるため、同じ間取りでも室内の印象は異なる。
専有部の内観仕様と実測値
広尾ガーデンフォレストの専有部は1LDKから3LDKまで幅広く、面積は48.59㎡から108.27㎡に及ぶ。天井高は標準で2,700mmを確保し、一部の上層階では2,800mmまで拡張されている。床はナラ材のフローリングが標準仕様で、リビング・ダイニングと主寝室には床暖房が敷設されている。
広尾ガーデンフォレスト|KENの高級マンション情報によれば、キッチンはミーレ製食器洗浄機とガゲナウ製オーブンを組み込んだシステムキッチンで、天板は人工大理石、扉材はウォールナット突板が採用されている。浴室はTOTO製のユニットバスで、浴槽は1,600mm×700mmの標準サイズ、浴室乾燥機と追い焚き機能を標準装備する。収納計画も内観の質を左右する要素である。玄関には幅1,200mm以上のシューズインクローゼットが設けられ、主寝室にはウォークインクローゼットが標準で配置されている。一部の3LDKタイプでは納戸が独立して設けられ、季節家電や荷物の収納に対応する。
間取り別の内観特性とバルコニー面積
1LDKタイプは48.59㎡から63.83㎡の範囲で、主に単身者や夫婦二人世帯を想定した設計である。リビング・ダイニングは12畳前後、主寝室は6畳から8畳で構成される。バルコニーは奥行き1,500mm、幅3,000mm程度が標準で、洗濯物を干すには十分だが家具を置くには狭い。
2LDKタイプは74.58㎡から82.99㎡で、リビング・ダイニングが14畳から16畳に拡大し、主寝室と副寝室がそれぞれ6畳程度確保される。広尾ガーデンフォレスト 2LDK 82.99㎡ 4階 D407の実例では、バルコニーが奥行き2,000mm、幅4,500mmと広く、テーブルセットを置いても動線が確保できる。
3LDKタイプは108.27㎡前後で、リビング・ダイニングが18畳以上、主寝室8畳、副寝室が各6畳という構成が一般的である。一部の上層階では約20㎡のワイドバルコニーが設けられ、南向きの場合は恵比寿から品川方面までの眺望が得られる。
共用部の内観デザインと動線計画
広尾ガーデンフォレストの共用部は、エントランスホールに高さ5mの吹き抜けと大理石の床材を採用し、格式を演出している。各棟にはコンシェルジュデスクが配置され、宅配ボックスは全474戸に対して120ボックスが用意されている。エレベーターはA棟とD棟に各3基、その他の棟には2基ずつ設置され、朝夕の混雑時でも待ち時間は平均2分以内に抑えられている。
内廊下は幅2,200mmで、両側に専有部が並ぶ中廊下型の配置である。廊下の照明はLED間接照明で統一され、24時間点灯している。各階の廊下には防犯カメラが設置され、映像は管理事務所で一元管理されている。
ゴミ置き場は各棟の地下1階に集約され、24時間いつでも出すことができる。粗大ゴミは事前予約制で、管理事務所が回収業者との調整を代行する。
2026年4月時点の内観状態と管理実績
築17年を経過した広尾ガーデンフォレストだが、2024年に実施された大規模修繕で共用部の壁面塗装、防水工事、エレベーターのリニューアルが完了している。専有部の内装は所有者ごとに異なるが、管理組合が5年ごとに実施する室内点検では、床材の劣化や水回りの漏水リスクが低いことが確認されている。
2026年3月時点で広尾ガーデンフォレスト A棟 3億円(3LDK)として売り出されている住戸は、8階108.27㎡の3SLDKで、内装はオーナーによるフルリノベーションが施されている。床材はヘリンボーン張りのオーク材、キッチンはグラフテクト製のオーダーメイド、浴室はジャグジー機能付きに変更されている。このように、専有部の内観は購入後の改修によって大きく変化する余地がある。
管理費は1LDKで月額21,230円、3LDKで月額35,000円前後が標準である。修繕積立金は段階増額方式で、現在は1㎡あたり月額220円が徴収されている。管理組合の運営は三井不動産レジデンシャルサービスが受託し、理事会は年4回開催されている。
広尾エリアにおける内観品質の比較
広尾駅徒歩圏内には複数の高級レジデンスが存在し、内観の仕様は物件ごとに異なる。ヴェラハイツ広尾 3億6380万円(3LDK)は1990年竣工の低層レジデンスで、天井高2,500mm、床材はチーク材を使用し、クラシカルな内観が特徴である。一方、アッシュダール広尾 3億8400万円(3LDK)は2006年竣工で、天井高2,800mm、大理石の床材と輸入キッチンを標準装備し、モダンな内観を志向している。
広尾ガーデンフォレストの内観は、これらの中間に位置する。天井高2,700mmは現代の水準では標準的だが、床暖房の敷設範囲やバルコニーの広さは同価格帯の他物件と比較して優位である。特に3LDKタイプのワイドバルコニーは、都心の高層レジデンスでは希少な仕様といえる。
Koukyuuによる広尾エリアの取引実績
Koukyuuは麻布・広尾・白金を中心とした渋谷区・港区の格式ある住宅地を対象に、取扱下限3億円のプライベート・バイヤーズエージェンシーとして活動している。初回相談から引渡しまで、有資格の宅建士本人が一貫して担当する体制を採用している。個別のご相談はお問い合わせより受け付けている。
